2000年5月1日月曜日

#5、〜日本より遠いナイアガラ〜


『さかちーのアメリカ旅行記 2000』酒井ちふみが単身渡米した際のすったもんだを綴った旅行記
写真:寒かったなぁ。。大迫力のナイアガラ・フォールズ。とても良い所であった。

ナイアガラの滝がニューヨークからオプショナル・ツアーで行けるの御存知ですか飛行機で行くともう、あっという間に行けちゃいます。が、さかちー達は貧乏旅行、そこをAMTRACK(アムトラック)という電車でいったのです。アメリカは車社会、よって電車の利用客は少なく、日本のように列車は便利な移動手段ではなく乗ってから私もわかったのですが、ず〜っと各駅停車でナイアガラまで行くのでした。。。
と言っても、知らないアメリカの風景を見ながら9時間(!)かかっていくのもよいじゃない朝7時15分発なんだから寝てたらいいのよと飛行機と電車では¥15.000.-ぐらい違っていたので電車で行ったのですね。しかし!新幹線を知ってしまっている私達日本人には、あののろさは堪え難い物がある!移り行く景色を眺めながらと思っていたが、思いっきり丘陵地!なだらかな丘、どこも一緒!
あ、でも、そうそう思い出した(だって、もう1年前)その日は寒波が突然おしよせて雪が降ったんですよ、4月なのに!ちょうどナイアガラのほうから来ていたので、曇りから雨雨から雪、雪から快晴へと天気はめまぐるしく変化していったのです。

ナイアガラには二つ滝があって、アメリカ滝とカナダ滝とあるんですよね。カナダ側から見る方が良いと聞いていたので私達三人はアメリカとカナダの国境をこのアムトラックの中で越える事になった訳です。あの長い車両の中をたった1人の入国審査官が回って1人1人チェックするのです、わざわざ車両を止めなんとのんびりしていることか。。。予定到着時間を過ぎても審査は終わらない
またこの審査官が、かなり、いかつめの特大女性審査官ときた!『この人に迫られたらひとたまりもないなぁ。。。』といらん考えをひた隠しにし無事審査終了、カナダへ入国!電車が走り出し、すぐ停車。『なんで?』

窓を開けてみる。はる〜か後ろの車両に人が乗り込んでいる(車両が長いのですよ、ホント)『駅?』入国してから1つ目の駅がナイアガラ・フォールズのはず、掘っ建て小屋のようなものもあり『まさか!???』私の車両の横にはホームもない、というか電車の5分の1ほどしかホームがない!急いで荷物を積みおろししている係員に聞く『ナイアガラ・フォールズだよ』半分寝ぼけた二人を『着いた、着いた!!』と叩き起こし、スーツケースを持って『後、二人降りるんです、待って〜!!』

着いても、タクシーさえない。『これが、あのナイアガラの駅?』オフシーズンだった事も大きかったんでしょうね、ホテル代も異常に安かったし。アメリカの車社会のすごさを見た感じでした。