2002年8月26日月曜日

2002/08/26 It's Too Bad !!

最悪な事をしてしまったのと、最悪な事になってしまったのと。

今日部屋で育てているバジルに水をやろうとボールに水を満杯入れて、バジルちゃんに注ごうとした所、下の空き地で最下階の人が洗濯物を干しているのが目に入った。『やばい!!』と思ってなんとか洗濯物にぶっかけないようにせねばと試みたものの、むなしく大量の水が洗濯物へ注がれてしまった。そして最下階の住人さんは、それを目撃していたようで、『びしょびしょやんけ〜!』と下で怒鳴り散らしているのが聞こえて来た(そりゃ、無理もないです。。。)『すいません、気をつけます』と説得力のない返答をした私に、『あったりまえやろ〜、てめぇ、どんな神経してんねん!!!』と、ほんとに怒っているのだった。
『あの物言いから想像するにかなり恐い人だろうなぁ。今謝りに行かずに顔が知れて嫌がらせに発展したら怖いなぁ。』と色々考えたあげく、『謝りに行こう。。。。』と私は心を決めた。

ちょうど人からもらったフォションの紅茶缶(結構お高いやつ)があったので、それを持って最下へ下りていった。その部屋の前の入り口の前でためらっていたら、声が聞こえて来た。内容まで聞き取れてしまい(ごめんなさい)はっきりした。誰かと電話されているようで『上から水が落ちてきてさぁ、俺なら絶対しないよ。下の事も考えないでさぁ。。』『、、。あ、やっぱり間違いない。』と思った(笑)のだが、先程の声の感じとはまったく違ったのでびっくりした、私が想像するに、その出来事に怒るあまり、思わず彼女に電話してしまったのかも!っていう感じで(まぁ、そんな事はどうでも良いのだが。。)恐る恐るドアをノックした。。
出て来たのは、若いお兄さんであったそれも細い線のホテルの受付にいそうな。

『すいません、上の階の物ですが、先ほどは失礼しました』と謝る私に
『もう気にしてませんから、結構ですから、はい大丈夫です、全〜然大丈夫です』
『つまらない物ですが受け取って下さい』『はぁ、じゃぁ』

これで終わってしまった。面と向かって怒鳴られに行ったつもりの私だったので拍子抜けしたというか、あのお兄さんがあれだけ怒鳴るという事が信じられなかった。許して下さった事にほんと大感謝なのですけれども、顔が見えないって凄い事だなぁと思う。逆に面と向かうという事も凄いけど。そして、これが日本人のいい所でもあるし、はっきりしないって言われるとこなのかもしれない。けど、お兄さんには大感謝だ、面と向かって怒鳴らないでいてくれてありがとう。反省します。

もう一つは、自転車が盗まれた。凄い疲れている日で、鍵抜くの忘れた!と思ったのだが何階も下に取りに行く元気はない。『神様、私の自転車をお守り下さい』とお願いして、すーすーよく寝て翌日、その姿は何処にもなかったのです。1ヶ月歩きまくって探しまくったが見つからず、断念し1週間前に購入したところ、今日郵便受けに『あなたの自転車は撤去されて保管されてます』とはがきが来た。くそ〜っ!

ちゃんと生活するって、たいへんな事だわ。がんばんなきゃ。

2002年8月12日月曜日

2002/08/12 幸せな瞬間

今度8/16(金)に新しいバンドでライヴをするのだけどメンバーの自宅のライブスペースでやるんですよね。そんな訳で、機材を新しく買い込んで、システム組んでサウンドチェックをくり返してと、まるで大学の学祭ノリ!電気は落ちそうにないか(軽音は偉い電気食うんですよ、そんなんですぐにブレーカーが飛んでまうオ〜、シット(笑)って感じ!!)なんてまさかライブハウスでは、こっちが心配する必要もないしさ。

急遽、生徒の何人かが、スタッフしてくれる事になったり、みんなの協力なしには何にもできへんなぁって思い知らされる。

大学の講義室でタンカン組んで、お粗末な照明積んでカーテン張って、機材入れてドラム組んで、だんだんサウンドチェックが進んで、はぁ、あの時間って、たまらなく幸せなんだよねぇ。歌を歌う時、いつも色んな事とか思いだす。曲書く時なんか、もっとその香りとか色とか五感が捕らえていた物しか、形にならないくらい、自分の記憶の泉に潜り込んでいく。

悲しい瞬間、思い知らされた瞬間、諦めた瞬間、すくわれた瞬間、幸せな瞬間。

みんなが、わいわいがやがややっている音を、教室の一番後ろで長い影を作る夕方の陽の光の中で聴くのが大好きやった。でも、どっかで、教室や学校って物の中で満足する事が怖くて、立命館大学の近くにあった音楽喫茶に毎週末通いつめて、いっぱい色んなレコード聞かせてもらった。

大学の小道で、機材をリヤカーに積んで、急げって言われてるのに、じゃんけんで引っ張るやつ決めながら、だらだら進んで、誰かがそんなのを何でかビデオに撮ってたりしてアホ面満載ではしゃぎまくって、通りかかったサークル幹部に怒られて、一応急いだふりして。
こんなにいいかげんなのに、何故か学祭は不思議に成功するんだなぁ(笑)。きっと誰かが強力に頑張ってくれてたのね。手先が器用で、トンカチ持って走り回る姿が似合うやつは、学祭シーズンのみのヒーローで。

学祭終わったら、その阿呆ビデオを皆で見て、ゲラゲラ笑ったりして。そんなばか騒ぎの横に本当は、自分の音楽への不安とかいらだちとかが、ゴロゴロ転がってたり。

なんて、呑気で、幸せな私だったろう。実際その頃は『さかちー幸せ〜。』ってのが私の口癖だった。あんな瞬間をプレゼントしてくれた環境のすべてに、心から感謝したい。そして、その分だけ、もっと強くありたいと思います。ありがとう。