2002年8月12日月曜日

2002/08/12 幸せな瞬間

今度8/16(金)に新しいバンドでライヴをするのだけどメンバーの自宅のライブスペースでやるんですよね。そんな訳で、機材を新しく買い込んで、システム組んでサウンドチェックをくり返してと、まるで大学の学祭ノリ!電気は落ちそうにないか(軽音は偉い電気食うんですよ、そんなんですぐにブレーカーが飛んでまうオ〜、シット(笑)って感じ!!)なんてまさかライブハウスでは、こっちが心配する必要もないしさ。

急遽、生徒の何人かが、スタッフしてくれる事になったり、みんなの協力なしには何にもできへんなぁって思い知らされる。

大学の講義室でタンカン組んで、お粗末な照明積んでカーテン張って、機材入れてドラム組んで、だんだんサウンドチェックが進んで、はぁ、あの時間って、たまらなく幸せなんだよねぇ。歌を歌う時、いつも色んな事とか思いだす。曲書く時なんか、もっとその香りとか色とか五感が捕らえていた物しか、形にならないくらい、自分の記憶の泉に潜り込んでいく。

悲しい瞬間、思い知らされた瞬間、諦めた瞬間、すくわれた瞬間、幸せな瞬間。

みんなが、わいわいがやがややっている音を、教室の一番後ろで長い影を作る夕方の陽の光の中で聴くのが大好きやった。でも、どっかで、教室や学校って物の中で満足する事が怖くて、立命館大学の近くにあった音楽喫茶に毎週末通いつめて、いっぱい色んなレコード聞かせてもらった。

大学の小道で、機材をリヤカーに積んで、急げって言われてるのに、じゃんけんで引っ張るやつ決めながら、だらだら進んで、誰かがそんなのを何でかビデオに撮ってたりしてアホ面満載ではしゃぎまくって、通りかかったサークル幹部に怒られて、一応急いだふりして。
こんなにいいかげんなのに、何故か学祭は不思議に成功するんだなぁ(笑)。きっと誰かが強力に頑張ってくれてたのね。手先が器用で、トンカチ持って走り回る姿が似合うやつは、学祭シーズンのみのヒーローで。

学祭終わったら、その阿呆ビデオを皆で見て、ゲラゲラ笑ったりして。そんなばか騒ぎの横に本当は、自分の音楽への不安とかいらだちとかが、ゴロゴロ転がってたり。

なんて、呑気で、幸せな私だったろう。実際その頃は『さかちー幸せ〜。』ってのが私の口癖だった。あんな瞬間をプレゼントしてくれた環境のすべてに、心から感謝したい。そして、その分だけ、もっと強くありたいと思います。ありがとう。

0 件のコメント: