2000年5月1日月曜日

〜#6、私がアメリカで聞いた歌〜その1 『グラディス・ナイト』〜

『さかちーのアメリカ旅行記 2000』酒井ちふみが単身渡米した際のすったもんだを綴った旅行記

グラディス・ナイトを御存知ですか?アメリカ・ソウル界の大物、私の大好きな歌い手です。あのアトランタオリンピックで開会式か閉会式か『ジョ−ジア・オン・マイ・マインド』を熱唱した人ですね。1950年代から歌っているので、もう半世紀、すごい〜!

私が見たのは、ニューヨークからバスで3時間ぐらいの町Springfieldのライヴ。寄付関係のライヴだったみたいです。もう60歳を越えてるだろうに、踊って歌って、愛らしい人でした。2階の最前列で$50.-。日本でグラディスを見ようとしたら、この値段では見れません。お客さんは、やっぱり黒人のおっちゃん、おばちゃんが中心です。みんな目一杯おしゃれしてます。宝石ネックレスをじゃらじゃらつけて、派手な眼鏡をして、「 I LOVE GLADYS!! 」その声が大きい、大きい!グラディスはいつもはピップスというコーラス・グループと一緒に歌ってますがこの日はソロ。お客さんがピップスのパートを歌います。あったかいコンサートでした。この人の歌を聞いて、『歌はハートで歌うもの!!』この当たり前の事をかみしめて帰る事になりました。

が、その帰りのバスが超満員で、ニューヨークに夜中1時に着くバスだったのですが出発が30分以上遅れていました。ある黒人男性が乗り込んできたのですが、乗り込んだ瞬間その顔のデカさから(スイマセン。。。)どんだけ大きいねん!!と心で突っ込みたくなる大きさの人で、付け加え、バスで機嫌良く寝ようと特大まくらを背負って入って来たのには笑った。しかし、不運にもバスは満員。どんどん人が入って来て、ただでさえ狭い座席にデカイまくらのせいで超ギューギュー。私の横の兄ちゃんは、ロンドンパンク風の人で、熟睡しだすと、体がブルブル震える人(笑い事やないで!!)で、恐くてさかちーは寝れませんでした。

30分後に出発したバスなのですが、運転手がアナウンスで『30分遅れなので、このバスはニューヨ−クにええと、ええと、、、、、』計算でけへんのかいな!!(笑)バス中、苦笑の笑いで一杯になりました。しかし、彼が思いっきりとばしたお陰でバスは予定時刻に着き、それをアナウンスする時の彼の誇らし気なこと!!

30分遅れだったけど、ちゃんと予定どおり着いたぜ』こんな感じでした。