2003年11月8日土曜日

NO.7・2003/NOV/8th〜頑張っている友人編


『さかちーのアメリカ旅行記 2003』酒井ちふみが再び単身渡米した際のあれやこれやを綴った旅行記
写真:朝のセントラルパーク、ニューヨークを美しいと思わせてくれる瞬間

8日土曜日、朝からコイン・ランドリーで洗濯する。結構時間かかるよね〜。でもその間、そこに集まる人の人間模様を見るのも結構おもしろかった。使い方がよく分からないさかち−に、優しい人が色々教えてくれる。椅子に座って乾燥機の終了のブザーを待っている私は、どんな風に映ってたかしら。

洗濯を終えて、ニューヨーク在住の知り合いに会いに行く。ひとりは録音のエンジニアさん。そしてもうひとりは、以前ライブでデュオしてくれたピアニストで留学中の牧さん、土曜日はそんな日になった。

アメリカという社会の中で自分を試している人達。表情1つ、言葉1つが、今のその人を充分に語る。

人生も音楽も一緒で、どの水にまみれるかって大事な事だ。よどんだ水に足をとられるか。流れの速い澄んだ水を泳ぎ切るか。どうなるかわからないけど、挑戦するしかないんだよね。

からだ1つで挑戦している人達、だからこそ何の言い訳もなく、その体に宿るパワーがすべてだ。それは分かりやすくて、親しみやすいものだ、愛すべきパワーだった。素直さだと思った。