2000年5月1日月曜日

#1、お粗末なり、さかちーイングリッシュ


『さかちーのアメリカ旅行記 2000』酒井ちふみが単身渡米した際のすったもんだを綴った旅行記
写真:アメリカの鉄道、アムトラック。かっこいい!

つくづくこの旅行記、出来事が起こった順番通りに書き始めたら良かったナァ。まぁ、いいか、今日はボストンからニューヨークに電車で移動した日の事です。

アムトラックという電車で片道5時間、¥5.000.-で移動しようと、ボストンのアムトラックの駅に朝早く着き、スーツケースを係員に私の電車まで運んでもらおうと受け付けまで行きました。『このスーツケース預けたいのだけど?』と英語で尋ねたのだが、帰ってきた答えが全然わからん、、、。英語なのだが、以上に速く、端々の単語がさっぱりわからん。こんなにわからんって何?

キョトンとしてると、『Do you understand English ? Go to ポーラ、Red cap !』ポーラ!?どこのポーラやねん?『Who is PAULA ?』クソ真面目に聞き返すと彼は絶望的に大きくためいきをつき、『Com'on ,Com'on』と言いながら私を連れ出した行った先は、赤帽のポーターだった!その時、英語の先生から『ボストニアンアクセント(ボストン弁)は強烈だから、聞き取りにくい、Rの発音は抜けて落ちて、速いからね』と言われていたのを思い出した。「あぁ〜、そうか〜」そう分かると、係員のおっちゃんがポーターに話してる言葉が急に聞こえ出した。
『彼女はねー、ほとんど英語がわからんのだよー、どうか彼女によくしてやってくれ。10:30のニューヨーク行きに乗るらしいから、必ずホームまで一緒に行ってやってくれ。20分前には集合させるように。とにかく、彼女は英語がわかってないから、、、、。』これは腹が立つほど良く聞き取れた(笑)!!

『クッソ〜』とは思ったが、いい親父だったので、今度ポーターと話す時は頑張るぞと誓った。電車が入ってきた。ポーターと一緒に乗り込む。彼が私のスーツケースを持ちながら、『??? do you wanna go ?』力の見せ所やーと思ったが、最初の言葉がはっきり聞こえず、go だからwhereかなぁ?

思いっきり元気良く、『To New York !!』と答えた。しかし、よく考えてみればそこはニューヨーク行きの列車の中、、、。彼もキョトン。私もキョトン。彼は低い声でゆーっくり、『オーケー、、、、』ひとりでスーツケースを網棚に積み出した。大きくため息をつき『ここでいいか?』と聞いてきた。『サンキュー、、。』彼を見送り気付いた、『あんたどこに座りたいの?』や〜!!

『さかちーのアメリカ旅行記 2000』酒井ちふみが単身渡米した際のすったもんだを綴った旅行記

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