2001年6月30日土曜日

2001/06/30 スティービー

今曲を作っている。ちょっと前まで全然曲を作る気がしなかった。でも最近色々素敵な事があったから、歌い手の私としては、ここらでイッチョ私の方から何か世の中に返していかなくちゃと感じた訳なのですか、こんな風に徒然なるまま帳を書いているという事は、あんまりはかどってない(!!)のですわな。
でも、まぁ、いいや。無理矢理作ったものってそれまでやしなぁ、ちょっと休憩しよう。

曲を作る時(といって、全然曲作り得意じゃないのだが)煮詰まったらその曲から連想される、ありとあらゆる物を聞いたり読んだり見たりする。だから出来た時は、いったいそれらの要素が何処から来たのか解る時もあれば全然わからん時もある。どっちでもいいの。そんな訳でさっきからスティービー・ワンダーを聴いている。若いレッスンの生徒には缶コーヒーのファイア−の人ですねとか言われちゃってさぁ。

高校の頃って、創作ダンスの授業ってあったよなぁ。
私はその頃大好きだったユーリズミックスで踊っていたな。クラスの女の子にこの曲誰?と聞かれて喜んでいたわ。課題のダンスもあって、先生の決めた振り付けを踊るテストがあって、その時の曲がスティービーの『Sir Duke』だった、といっても、その時は誰かわからず『この女の人誰だ??』と思ってた。先生がテンポを速める為に速回ししてたから。

歌うようになってからまともにスティービーを聴くようになった。『Sir Duke』を聴いた時はびっくりした。『ダンスの曲やん!』って。とっても好きだったから。

今聴いているアルバム『Key of Life』に『Sir Duke』が入っている。この曲はデューク・エリントンに捧げられたものなんだそうな。楽しい曲だな。でも、ここの歌詞で言ってる事ってホンマその通りって感じ。曲から好きになって、あとで歌詞を読むともっと好きになれるのって洋楽の楽しみでもあるよね。

『音楽はそれ自体ひとつの世界であり  そこには誰でも理解できる言葉があり
みんなに歌い、踊り、手拍子を取る平等の権利があるんだ
レコードに溝が刻まれてるからって  決まりきった事はしない事
でも最初のAの文字から みんなが動き始めれば解る事さ

音楽は知っているんだ  それが生活に切ってもきれないものだと
そしてそこには時間を経ても忘れられない音楽の先駆者達がいる
ベイシー、ミラー、サッチモ そしてすべての王者 デューク・エリントン
エラのような声が鳴り響いてもバンドは絶対にに負けちゃいない

みんな全身で感じられるんだ  そこら中に感じられる
みんな全身で感じ取れるのさ  そこら中に感じ取れるのさ』

スティービーこそ、この歌詞の中に名をつらねるべき人だと思う

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