2003年11月5日水曜日

NO.1・2003/NOV/5th〜帰って来れるんかい?


『さかちーのアメリカ旅行記 2003』酒井ちふみが再び単身渡米した際のあれやこれやを綴った旅行記
写真:旅行中『その帽子良いね!』と何度も声かけられました。心強い味方でした。
10日前になんとかサンフランシスコ経由ニューヨーク行きの航空券をHISでゲットして、私のアメリカ旅行はやっと現実味をおびて来た!!といっても関空発は残席がなくてとれなかったので、成田発ユナイテッドでアメリカへ向かう。でも、3年前と違って、私の中にはひとつの覚悟のような物があった、9月11日に起きた同時多発テロはまだ終わっていないと思っていたから、『テロにあって日本に帰って来れないかもなぁ』と思っていた。そんな訳で、たいして写真をとろうというつもりもないのに持参していたデジカメに、両親、姉チャン、姉チャンの子供(甥っこ、姪っこ)の写真を入れて行った。
結局幸運な事に何もなく、無事にこの旅を終える事が出来て、ホント感謝だねぇ。でも、旅行中何度もこの写真を見返したし、現地で知り合った人に、『これが私の家族なの』と写真を見せて色んな話も出来たからこれは良かったなって思った。不思議に何処にいても
その写真を見ると、おだやかな気持ちで優しくなる、気持ちはそこに還っていくなって思った。っていうか、あたしそこしか還る場所ないんやわっていうのも、事実じゃん(笑)!!出発直前まで異常に忙しく、出発2日前『明後日からアメリカ行くねん』と両親に話して怒られたんだったなぁ、ハハ、ゴメンなさいね。

今回ホントに1人旅行だった。といっても現地で暮らしている知り合いがいて、その人達に会う事も目的の1つだった訳だが、日本で私を心配する人が携帯を空港で借りて持っていきなさいと強く言うので、成田で国際携帯を探す。が、『たっか〜い、ばっからしい〜!!』という値段だった為、即断念!でもドコモには結構いいサービスがあって、さすがドコモだなって感心もした。フライトまでにやけに時間があった、携帯に一杯メールが入って来る、ライブの打ち合わせメールやら、いってらっしゃ〜いメールやら、両親から、そして現地であう予定の友人から、いつもさかちーの尻ぬぐい(何とも言えない言葉だが。。。。)をしてくれるYAMAさんが、ニューヨークのギタリスト井上智さんのライブスケジュールをメールしてくれたり、ちょっと寂しい、嬉しい時間だった。でも成田のレストランで食べた食事は今回の旅行中、ナンバー1にまずかった(笑)!!日本かよっ!って、突っ込みたいわホンマ!油ぎとぎとアナゴ天丼にうなされながら、機内へ入った。あ、やっぱ、すっち〜さん外人さんやんと納得!

飛行機が動き出した、ちょっと久々に感じるこの振動。無事にサンフランシスコに辿りつけますように。

サンフランシスコに着いてまず感じたのは、ちっちゃい空港だなぁって事だった。
お天気もどんよりとしていて、殺風景で、ちょっとさびしいくらい。

預けていた荷物を受ける取るまでに時間がかかる。アジア人が話しかけてきた。久々に英語で話す。仕事は何やっているの?と聞かれて、歌い手でインストラクターなのと答える。あぁ、前はそうじゃなかった、この前アメリカに来た時は、まだデパガ(デパートの店員さん)だった。仕事で良く大阪に行くから、君のライブ見に行くよだって(笑)来てくれたら凄いよね(笑)!

2003年10月1日水曜日

体は全部知っている/吉本ばなな


My Favorites:酒井ちふみが感銘を受けた作品についてお話しします

『せつない』という言葉がある。私はあまりこの言葉が好きでない。歌謡曲の歌詞なんかに意味なくやたら使われているからかもしれないが。。。でも、『せつない』という言葉でしか現せない種類の感情は私の中にもある。吉本ばななさんの小説を読む時、いつもその事を思い出す。そして少しだけその感情にひたっていたくなる。そんな私としては少し恥ずかしい自分を許してくれる吉本ばななさんの力ってすごいなぁ。日本人で良かった、生活で使い込んだ言葉の感覚を持ち込んで彼女の小説を読む事ができる。ただそれだけで嬉しい。

体は全部知っている〜なんて素敵なタイトルなんだろう。私もそう思う。心とか気持ちとかよりも体のほうが正直だもの。歌い手という、体が資本の職業を選んだ私にとって、自分のからだが一番ミステリアスな存在だ。一生この体につきあっていくんだ毎日そう思っている。だから、この体が色んな事を知って記憶しているなら、それが私自身に届けられるまで、ねばるしかないなぁとこれもまた毎日思っているのだ。

2003年8月20日水曜日

2003/08/20 濃さ

アンクル2の大文字イベントライブが終わりました、来てくれた皆有難う、楽しかったねぇ。

しかし今回のライブ、終わったから言えるが10日前までは、何にも決まっていなかった(笑)。丁度その頃、ゲストのfrom Now ONのお二人と堀尾さん(Dr)とスタッフあきちゃんと他友人達という気のしれた仲間で盛大に焼肉を食べに行った事があったのだが、あれはもう何ヵ月前??って気分にさせられる。

濃い日々を過ごしている時って、ホントそう。凄い早さで現在が過去になり、そして未来が現実の今日になる。

今回のライブで出店をしてくれた『エル・ラティーノ』のマスターが、昔ばりばりのヒッピーで世界50カ国以上旅して来た人で、何を話されてもそのスケールのデカさに、口をあんぐりと開けて聞くしかないのだが大文字ライブの打ち上げで、私に、日本から飛び出して修行してきなはれと言われた。

若い時の2、3年は、歳とってからの20年30年と同じだけの濃さなんだよと言われた。忘れないでおこう。そして、行動して、実現して、その意味を体でもって痛感したいと思う。

今日という一日が、私の人生にとってかけがえの無い一日だったと寝る前に思いたいなぁ。きっと、今でもそうなんだろうけど、何かもっと熱い意味で、そう思いたい。

少し風邪気味です、でも、明日になったら多分直ってるだろうって思う。今、そんなにのんびりしていられないと、体は分かってくれていると思う